日頃から「無理なく・効率的な」資産形成を目指す私が、実際にやっている、お金が貯まる5つの仕組みをご紹介します。
貯金・節約については、数えきれないやり方があると思いますが、今回は、「無理なく・効率的」に加えて、収入の多寡や家族構成、ライフスタイルに関わらずできる再現性の高さと、効果が見えやすいことに重点を置いて紹介します。
今日からできる、お金が貯まる仕組みはこの5つ
ふるさと納税を「節約系」にシフトする
今や社会人1年目でもやっている人が多いふるさと納税。実質負担額2,000円で返礼品が貰えて翌年の節税もできる制度です◎
普段あまり買わないプチ贅沢品を頼みたくなりますが、資産形成を重視するなら「節約系」にシフトするのがおすすめ!10割とは言いませんが、7割くらいは生活必需品や必要な食料にするとかなり家計が助かります。
我が家は夫婦2人の連携プレーで、上期と下期にそれぞれ決まった品物を注文。
ここでは、少なくとも2年以上リピートしている、家計を助けてくれる品物をご紹介します。
お米
個人的に、1番のおすすめはお米!スーパーで買うと重すぎる&我が家はお米が主食なので本当に助かります。私はお弁当にもお米を使うので、2人暮らしの割にお米の使用量が多いと思いますが、2022年はふるさと納税のお米だけで乗り切れそう!
我が家が定期的に頼んでいるのは、熊本県高森町の阿蘇だわら。コロナの影響で出荷先が限られ、在庫過多状態だと知ったことがきっかけです。
食べ盛りの子どもがいるご家庭であれば、定期便も良いと思います♩
冷凍ハンバーグ
家計を助けるだけでなく、時短や手間抜きにも役立つのが冷凍ハンバーグ。
湯煎するだけで食べられる&美味しい!(※個人的には「絶品!」とまではいかないですが、この手間のかからなさを考えると十分すぎるくらいの味です)
たくさん種類がありますが、我が家が頼むのは福岡県飯塚市のもの。フライパンが必要なものは避けています(笑)湯煎で完結するのが楽ちんで最高!時短を徹底したい方におすすめ。
節約時短が実現&お弁当のおかずにもなる◎1個ずつ個包装されていますが、意外とスペースも取らない!スライスチーズをのせて食べるのがお気に入りです。
お肉
お肉も様々な種類がありますが、
- 自分の料理スキルで無理なく使えること
- 贅沢品ではなく節約・家計の足しになること
を意識!よくあるバラエティセットでも、使いこなすスキルがなければ意味がないし、高級食材でもそれは同じ。私は料理がそこまで得意ではないし、高級なお肉は外食で食べると割り切っているので、「自分の料理スキルでも十分に活用できる、いつも買っているくらいのお肉」をチョイスしています。
お肉がまとまって届くと、冷凍庫のスペースがかなり取られるので注意!私は個人的に1番使い勝手が良い豚肉を頼むことが1番多いです。(鶏肉と迷うけど、鶏肉は近所のスーパーでも十分安い。)野菜炒めや豚汁、鍋、肉巻きなど、スキルがなくても作れる、栄養バランスの整った料理で使える♩
- 必ず食べる・無理なく調理できる食材を選ぶ
- パートナーと協力し、年間通して届くようにする
固定費を圧縮する
いかなる人でも当てはまる、王道の支出管理・節約術が、「固定費の削減」
家庭における固定費とは、住居費・保険料・携帯代・光熱費・車の維持費など、定期的かつ一定に発生する費用を指します。携帯代・光熱費は毎月変わるので微妙ですが、ある程度金額の予測がつきやすいので、固定費に入れて差し支えないと思います。
固定費を圧縮するメリットは、1回圧縮するとその効果が持続すること。保険料や携帯代の見直しや電気・ガスの会社を変えるのは面倒ですが、それさえ済ませれば継続して恩恵を受けることができるので、取り掛かるなら絶対早い方が良い!
そうは言っても全てを見直すとなると腰が重いのが固定費。
私が考える固定費圧縮のポイントは以下の3つ。もちろんこれ以外も出来ているに越したことはありませんが、これさえ抑えられれば固定費削減の効果はかなり大きいと思います。
- 住居費・通信費(WiFi +スマホ代)を手取りの20〜25%に。
- サブスクの利用を見直す。それがないと本当に困るか?
- 保険料を見直す。どうしようもできないリスクに備えるのが保険。
住居費・通信費(WiFi・スマホ代)は手取りの20〜25%
色々ある固定費の中でも、一般的に1番大きいのが住居費ではないでしょうか。
正直、水道代やガス代を少し節約したところで数百円〜数千円程度だったり、子どもがいると金額もさほど変わらなかったり。一方、住居費の場合は手取りに占める割合が一定あるため、削減の効果が見えやすいです。
一般的に、「住居費は手取りの30%以内」と言われていますが、私はそれは高すぎると思います。住居費に30%かけていたら、保険料・携帯代・通信費・光熱費・車の維持費などの固定費に加えて、食費や交際費などの変動費を合わせるとあっという間に50〜70%くらいまでいきそう。(もちろん人によります)
個人的な理想は、「住居費・通信費(WiFi代・スマホ代)」込みで手取りの20〜25%程度。大きめな支出を比較的抑えておくことで、それ以外の支出に寛容になれます。(特に光熱費!) 何事もメリハリが大切◎
- (賃貸の場合)WiFi付きの物件に住む
- (賃貸の場合)譲れない条件を3つ程度に絞り、物件を決める
- 格安SIMでスマホ代は高くても3,000円に収める
利用するサブスクの見直し
よくあるサブスクといえば、NetflixやHulu、YouTube premium、Amazonプライムなどなど。家賃を除いた他の固定費と比較すると、金額はそこまで大きくありませんが、逆に、
- 使用頻度と必要性
- 費用対効果
の面で、他の固定費より劣る可能性が高いと思います。
自分の生活に、本当に必要なサービスなのか、使いこなせているのかという視点に加えて、契約している(使用できる)ことで自分の大切な時間が奪われすぎていないかという視点も大切です。私はドラマや映画を見るのが大好き!!というわけでないので、動画サブスクは1つで十分派。逆に、ドラマや映画を見る時間をとても大切だと感じる人は、無理に削る必要はないと思います。
- 自分の生活への金銭的な影響・時間や心の余裕への影響を考える
- 実際に1ヶ月で何時間使用しているか計測し、費用対効果・必要性を検討
- (絞りきれない場合)パートナーと相談・共有する
保険料の見直し
実は、支払う期間の長さから、自宅の次に高い買い物と言われているのが、生命保険料。自宅の次、というのは大袈裟な気もしますが、加入後毎月、何年も支払い続けることを考えると確かに保険期間満了時には膨大な金額を支払うことになりそう。(保険料には損害保険料も含まれますが、ここでは主に生命保険料について。)
- まずは自分の必要保障額と、備えるべきリスクを理解する
- 備えるべきリスク全てを保険に頼る必要はない
私は生命保険そのものを否定するつもりは全くありません。
むしろ、万が一亡くなってしまった時や怪我・病気で働けなくなっても、自分や自分の大切な人が金銭的に困らないように備えるための選択肢として有効だと思います。
大切なのは、「自分の必要保障額や備えるべきリスクを適切に理解して、それに見合った保険額をかけること」
タダで備えることができるならもちろんいくらでも備えれば良いと思いますが(保管スペースなども必要ないですしね)、いつ起こるか分からないリスクに備えるために今の生活で負担を感じているのでは本末転倒です。
- 自分の必要保障額を理解する
- 自分が備えるべきリスクを理解する
- 国の公的保障や会社の保障を知る
- リスクが起こった時に、③で賄えない金額を知る
④までやって出てきた金額(自分では賄えない金額)が、あなたが生命保険で備えるべき金額です。
先取り貯蓄・投資
いくらふるさと納税で家計の足しになっても、いくら固定費を圧縮しても、手元に入ってきたお金を全て使っていたらお金が貯まるわけがありません。また、「残った分を節約する」のでは、毎月変動があったり、「今月はまあいいか」となって結局貯金ができない可能性があります。
そうならないための仕組みづくりとして有効なのが『先取り貯蓄・先取り投資』です。
- 一度仕組み化すれば、毎月自動的に一定額貯められる
- 月間・年間の貯金目標額に合わせて金額を設定できる
- 「残ったお金は全部使って大丈夫」と思え、心に余裕ができる
筆者は社会人1年目の頃から、会社の社内預金制度を使って給与天引きで貯金していました。例えば、【月2万円×12ヶ月+ボーナス13万円×2回】で年50万円貯めることができます。
毎月コンスタントに2万円手元に残すのが難しくても、既に2万円引かれた給与が入ってくれば意外とその範囲内で生活できるものです。
- 欲張りすぎず、無理のない金額を設定する。
- 途中でおろすのはNG(何かあっても手元の貯金で賄えるような金額設定にすることが大事)
- 先取り以外のお金は使い切って良いと割り切る
個人的には、③『先取り以外のお金は使い切って良いと割り切る』ことによって、「お金を貯めなきゃ、残さなきゃ…!」という意識がなくなり、気持ちよく消費することができています。
シンプル×お得なキャッシュレスの仕組み化
ここ数年で、現金を使わない「キャッシュレス決済」がかなり浸透しているように思います。スピードや手間に加え、衛生面のメリットも時節的に原因かもしれません。
私自身も多分に漏れずキャッシュレス派。現金はラーメン屋さんくらいでしか使いません(笑)キャッシュレスのメリットは、上記のスピードや手間のかからなさ、衛生面に加えて、使い方によってはポイントがかなり貯まること。
生活圏や生活スタイルによってポイントが貯まりやすい決済方法には個人差がありますが、自分に合ったキャッシュレス法で時間もお金も浮かせましょう。
- 自分の生活に合ったメイン決済方法を決める
- サブ決済方法を2つほど持っておく
- あまり持ちすぎるのはNG!選択肢は多くなくて良い
- サービスやクレジットカードの特性を活かしてポイントアップを狙う
キャッシュレス決済とは少し異なりますが、定期券の購入でJREポイントを貯めたりポイントアップショプを設定してポイント還元の倍率を上げたりと、意外とポイントが貯まりやすくなる方法は身の回りにあります。自分の使っている決済方法について調べてみるのも良いかもしれません。
ポイント目当てに消費するのはNGですが、毎年必ず買う通勤定期やいつもの買い物でポイントが貯まりやすくなるのは嬉しいですよね。
惰性の外食をしない
今まで、「ふるさと納税で家計の足しに」「固定費の圧縮」「貯蓄方法の仕組み化」「キャッシュレスでお得に」の4つをご紹介しましたが、最後は「変動費」のコントロールについて。特に飲食費を抑えるために「惰性の外食をしない」ことを提案します。
▼食費の節約についてはこちらの記事もご覧ください
ちなみに、「変動費」というのは主にこれらの支出↓
毎月支出があるものの、金額に変動があるもの。毎月の食費や日用品代、交通費、交際費、医療費、美容費、特別費(冠婚葬祭・引越し代など)
見ての通り、心がけ次第で節約できるものも多いですが、かといって大幅にカットすると逆にストレスになりそうなものばかり。
固定費と違って、1回頑張った効果はその月にしか結果が出ないため、より一層無理なくストレスなくコントロールすることが大切だと言えます。
変動費の中でも、1番かかりやすいのが「食費」
どんなに抑えようと思っても、必ず毎日かかるのが食費。食べないわけにはいかないし、削りすぎると健康に悪影響が出て、節約どころではありません。
食費を抑える方法として、「自炊をする」「お弁当を作る」「買い出しは週に1回」など、様々な手段がありますが、私がここで提唱したいのは、「惰性で外食しない」という気持ちの持ち方。
自炊やお弁当作りには手間や時間、継続力も必要ですし、買い出しのルールなどはライフスタイルや家族の人数によって異なります。そもそも毎週そのルールを徹底するのは難しいですよね。
「惰性で外食をしない」とは?
ここでいう惰性の外食とは、「“何でも良いからとりあえず”食べる」外食のこと。
特に、「作るのが面倒だから外で食べて帰ろう」というのは忙しい会社員あるあるではないでしょうか?
外食って、作る手間がないのはもちろん、自分では面倒で作らないもの(私の場合トンカツや本格ハンバーガーなど)を食べられたり、後片付けが必要なかったりと、忙しい会社員や家事に追われている方にとっては救いの手。
ですが、その手間がかからない分、当然ですがお金がかかります。
外食を否定しているわけではなく、「何でもいい」のであれば、家でレトルト食品を食べたり、スーパーでお寿司を買って帰るなど、少しコストダウンしても良いのではないでしょうか。食べたいものがある時はもちろん食べれば良い。
- すぐに食べられるレトルト食品を数種類自宅に置いておく
- 安いレトルトではなく、ちょっとお高めなものでOK(外食よりは全然安い)
我が家の冷凍庫には、レンジで温めるだけのチャーハン・白米パスタ、茹でるだけのうどん・蕎麦が入っているのに加えて、無印良品のカレーを何種類もストックしています。
無印のカレーは、スーパーで買うレトルトカレーよりは高いですが、それでも300円くらい。そして味のバリエーションが多くて毎回どれを食べようか迷ってしまいます。ちなみに、無印良品では固形スープもよく買っています。カレーとスープで約500円。お家でゆっくり食べられることを考えると、適当に外食するよりは全然良い!
私は楽天お買い物マラソンの時や無印良品週間の時に買うことが多いです。お買い物マラソンをうまく活用すると10%以上のポイント還元になるのでさらにお得。
まとめと私見
ここまで読んでいただき有難うございます。
この記事では、収入の多寡やライフスタイルに関わらず、今日からでもできる資産形成のための仕組み作りを5つご紹介しました。
- ふるさと納税を節約系にシフトする
- 固定費を圧縮する
- 先取り貯金・投資
- シンプル×お得なキャッシュレス決済
- 惰性で外食をしない
もちろん言い出せば様々ありますが、大切なのは再現性・持続可能性と、自分に合うこと。(私は食費の節約のために平日はお弁当を作っていますが、再現性が低いと思い今回はご紹介しませんでした)
自分のライフスタイルと価値観に合った方法で、お金が貯まる仕組み作り・マインド設定ができると良いなと思います。
最後まで読んでいただき、有難うございました!