アラサーDINKs夫婦の暮らしの記録
2人でFIREを目指すDINKs(Double Income No Kids)夫婦の、資産形成・ふたり暮らしのあれこれ・ライフスタイルを綴っています。
ふたり暮らし

DINKsを選ぶ理由と感じるメリット

初めに

この投稿は、あくまで私一個人の考えを述べたものであり、特定の立場の方について論じる意図は一切ありません。

自分が感じる自分のライフスタイルのメリットを挙げていますが、感じ方も考え方も人それぞれであることは重々承知しており、誰かに押し付ける意図も一切ありません。

また、私たちは『“選択”子なし』夫婦です。

家族構成は同じでも、自ら選んだわけではない方がいらっしゃることも承知しておりますが、個人の発信としてご理解ください。

ただ、「こんなメリットもあるんだ」と思っていただける、それを言語化するきっかけになれれば良いなとは思っています。

「DINKs」とは、「Double Income No Kids」の頭文字をとった略語で、「子どもを持たない共働き夫婦」のこと。

私たちは結婚数年目の、世の中的にはまだまだ“新婚”夫婦ですが、この先子どもは持たず、夫婦2人で生きていくと決めています。アラサー夫婦としては早すぎる決断と思われるかもしれませんが、自分の理想とする人生やライフスタイルを考えたときに、私にとってはごく自然の選択でした。

今日は、私が考えるDINKsのメリットと考え方をお伝えします。

DINKsに興味がある方や既にDINKsを選んでいる方だけでなく、前向きではない経緯でDINKsとなった方にも読んでいただけると嬉しいです。

きっと「DINKsも悪くない」と思っていただけると思います。

DINKsとは

冒頭でも書いた通り、DINKsとは「Double Income No Kids」=「共働き・子なし夫婦」のこと。

私は“選択”という表現があまり好きではないのですが、「希望して子どもをもうけない夫婦」のことを言う意味もあります。

DINKsの概念自体は1980年代からあるようですが、日本ではいまだにあまり認知されていないような気がします。

結婚後に子どもについて聞かれることが多いことから、やはり「結婚して、子をもうけてこそ幸せ」という考えがまだ大半だと感じていますが、私はこの考え自体を否定するつもりはありません。全員がDINKsとして生きたら少子化が一層深刻化してしまいます。(笑)(笑えない)

ただ、私が理想とする生き方を実現することを考えると、DINKs以外の選択肢(「No Kids」だけでなく「Double Income」も!)はありえませんでした。

私が考えるDINKsのメリットと選んだ理由は、単純に子どもが好きではないということと、「お金・時間・体力に余裕を持ちつつ、それらを自分の好きに使いたいから。それが自分にとって1番の幸せだから」。後者について、もう少し細かくご説明したいと思います。

「お金・時間・体力を自分の好きに使う」とは?DINKsのメリット徹底解説!

DINKsの最大のメリットは、「お金・時間・体力を自分の好きに使える」こと。

ここでは「自分の好きに使える」を、「自分の裁量でコントロールできること」と定義します。

DINKsを選んだ理由と、実際に実感しているDINKsの「自由」のメリットはこちら↓

  1. そこまで高年収じゃなくても生活に余裕が持てる
  2. 最低限の家事で済み、時間に余裕が持てる
  3. 体調崩しても生活崩れない
  4. 暮らし・仕事の自由度が高い
  5. プライベートの予定を入れやすい
  6. いざという時に無理しなくて良い

1 そこまで高年収じゃなくても生活に余裕が持てる

私たち夫婦の現在の年収は、夫が約700万円、妻(私)が約500万円(もっと上げたい!笑)で、世帯年収1,200万円。決して低い収入ではないですが、ものすごい高いわけでもない。

ただ、夫婦2人で暮らしていくのであればこれくらいの収入でも十分に余裕があるというのが率直な感想。(もちろん生活水準によります)

生活を切り詰めなくても毎月(自分たちにとっては)十分な貯蓄ができるし、休日にはレジャーや外食、旅行を楽しむことができる。

1人の子どもに数千万円かかると言われる養育費・教育費がかからないだけでなく、基本的にはお互いがフルタイムで働き続けられるDINKsには相当な金銭的余裕があると思います。

我が家の場合、月々の生活費を考えると、夫の給料だけで賄えるのはもちろん、最悪の場合妻(私)の給料だけで生活できることが分かっているので、どちらかが働けなくなっても現在の生活水準を維持することが可能です。(当然今と同じような貯蓄はできなくなりますが)

DINKsのDIは「Double Income」の略なので、夫婦共働きということが前提ですが、2人だけで生きていくのであればお互いの収入がそこまで高くなくても大丈夫。

私たちはお互い正社員・フルタイム勤務をいきなり辞めるつもりはないですが、「最悪シングルインカムでも大丈夫」「バイトでも生きていける」という認識です。

2 最低限の家事で済み、時間に余裕が持てる

大人2人だけの生活だと、掃除・洗濯・炊事・食器洗いなど、あらゆる家事が最低限で済みます

我が家は夫婦の休みが一致しないため、どちらかだけが休みの時にはなるべく家事を済ませるようにしているのでますます少なく感じます(笑)(平日休みのある夫が洗濯してくれるので、私がやるのは半分くらいだったり。)

もちろんかかる時間も最低限で済むので、その分自分の好きなことをする時間や2人で過ごす時間を増やすことができます。

上記の理由から、我が家は時短家電の類を導入する必要すら感じず、大抵の家事は「暇な時にやるちょっとした運動」という感じ。掃除は2日に1回のクイックルワイパーがけと休日の水拭き、食器は手洗い、洗濯機は縦型で手で干しています。

忙しい日が続いたりやる気のない日にサボったりしても大して溜まらないので、あまり気になることもありません。

3 体調崩しても生活崩れない

これは今年、夫婦で流行病に罹ったときに強く感じたこと。

2人揃ってゴミ出しすらままならないくらい体調を崩し、当然掃除・洗濯・炊事など、何もできない日が数日間続きましたが、大した影響もなく2人でぶっ倒れているだけで済みました(笑)

もし小さな(大人の世話が必要な)子どもがいたらと思うと、ゾッとしました。そして親になると体調もおちおち崩せないのだなと改めて感じました。

4 暮らし・仕事の自由度が高い

お金のことを切り離しても、やはり自由度が高いのがDINKs。

寝る時間も起きる時間も、食べる時間も食べるものも、自由。

お風呂に入る時間も自由だし、長風呂もOK。お風呂上がりにダラダラ映画を見たりアイスを食べたり。

気分が乗らなければご飯は作らないし、疲れていれば休日は気が済むまで寝る。昼寝もする。

夫婦で最低限のマナーを守っていれば、あとはどんな生活をしようが自由です。

「自由にダラダラできる」だけでなく、学びたいことがあればすぐにでも学び出せるし、やってみたいことがあればすぐできる。

仕事についても、働きたい時には全力投球で働いたり転職できたりする一方で、自分たちの生活を最低限守れる収入さえ得られれば良いと割り切ることもできます。

私は、仕事が大好き!というわけではないですが(笑)、それなりに昇格・昇給したいという思いはあったり、違う仕事への興味もあります。

もし子どもがいたら、働く時間や場所が限られたり、簡単に転職できなかったり、将来のことを考えると退職・転職への不安も大きくなったりと、仕事に対する制限が多くなるのでDINKsの方がキャリアも広くなると思っています。

5 プライベートの予定を入れやすい

夫婦で一緒に過ごす時間も大切ですが、買い物、ジム、美容院、友達と遊ぶ等々、お互いに自分の予定を入れることができる。もちろん多少は相手に相談しますが、我が家は基本的には自由に入れて事後報告。

私は夫と過ごす時間や友達と過ごす時間と同じくらいに1人で過ごす時間も好きなので、使途自由な時間があるということは本当に大事。

1人でカフェに行ってゆっくり手帳を書いたり、大きな本屋さんを数時間ぶらぶらしたり、美容院とマッサージをハシゴしたり。。1人で身軽に動ける自由が最高!

6 いざという時に無理しなくて良い

仕事や暮らしの自由と被りますが、DINKsの方が、「自分第一主義」で、自分にとって苦しいことや嫌なことから逃げられる環境だと思います。

正直守るべきものがあるわけでもなく失うものは何もないので、何かあれば何でも捨てて逃げるつもりです(笑)

こう書いてしまうと、「責任感がない」「それじゃ人として成長できない」と思われてしまうかもしれませんが、私からすると、「このスタンスの何が悪いの?」という感じ。

自分が幸せに心身共に健康に生活することを1番優先するのは悪いことではない。私はいざという時に、自分をすぐに守れる状況に自分を置きたいと思っています。

どんなに安定的な収入がある会社でも、パワハラを受けたり自分に全く合わない仕事を割り当てられたら退職するし、万が一浮気をされたり夫婦関係にヒビが入るようなことがあったりしたら別れる。(縁起悪いけどw)

自分の幸せと心地良さを第一に考えて、いざという時に自分のために身軽に動ける自分でありたい!

まとめと私見

以上が、私が考えるDINKsのメリットと、DINKsを選んだ理由です。

20代後半の私の周りは絶賛出産ラッシュ中ですが、私は今後の人生設計や日々の生活の充実度を考えたときに、自分が子どもを生む・育てることに対して全くイメージが湧かず、このように決断しました。おそらく気が変わることはない。

世間的には「女性が活躍している」企業で働いており、確かに産休育休制度が整っていて取りやすい・働きやすい環境だと感じていますが、それでも子どもを育てながら働く先輩ママたちは余りにも大変そうで、自分には絶対にできないと思ってしまいます。(出産するなら専業主婦になって家事育児に集中したいw)

ただ、私自身は子どもが苦手ですが、子どもは将来を担う宝だとも考えているので、子育て支援や出生率上昇のための政策には賛成。選挙に行く際には必ずチェックする項目の1つです。

仕事と育児を両立しているママもすごいし偉いし、そのママの早帰りや急なお休みをフォローする子なし(独身含む)も十分すごいし偉い。世の中には必要!

皆んながそれぞれの立場で頑張っているし支えあっていると思っています◎

私は数年間、時短勤務の先輩と働いていますが、就業時間の制限や急なお休みが多い点で大変だと思う一方、自分よりも確実に早く帰ってくれるので私も早く帰りやすくて有難いと思っています(笑)

少子化が進んで良いとは思っていませんが、それぞれが自分に合ったライフスタイルを気兼ねなく選べる世界になってほしいなと思います♧

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。