お付き合いしている人と遂に結婚、となると、様々な段取りややりたいことが思い浮かびます。両家の親にはいつ挨拶に行くのか?顔合わせはするのか?結納?お店?結婚式や写真はどうする??幸せいっぱいの時期ですが、本日は超現実主義な私が、入籍が決まった時に実際に話し合った「超リアルな、でも決めておきたい項目」を、話し合ってどうすることにしたのかという結果も含めて6つご紹介したいと思います。
最初に言っておくと、上記で挙げたようなワクワクすることばかりではありません。最悪の場合、価値観が合わないと婚約そのものが破談しそうな項目もありますが、どれも事前に話し合って擦り合わせておくべきことだと思うので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
また、我が家の結果については、「そういう考えもありなんだな〜」という参考程度に捉えていただけると幸いです。
結婚前に話し合うべきこととその目的
個人的に、これだけは擦り合わせておきたいと思う項目は以下の6つ。
- 結婚式
- 子ども
- 住居
- お金
- 仕事
- 家事分担
話し合う目的
お互いの価値観を共有する
何事にも、人それぞれ人生の目的やその中での価値観があります。いくら恋人同士でも、今まで生きてきた環境が違えばそれらが違うのも当たり前。これから一生一緒に過ごしたい相手だからこそ、お互いの価値観や考えを共有することは必須です。
相手にやられたら嫌なことや許せないことなど、上記の項目以外でも、自分にとって譲れない価値観があるのであれば絶対に事前に伝えておきましょう。交際期間中には意外と話す必要もなく済んでしまうこともあります。
お互いの妥協点を擦り合わせる
価値観がピッタリ合わなければいけない、合わないなら合致するまで話し合わなければいけないわけではありません。
大切なのは、「自分とは違う相手の価値観に対して、自分はどこまで擦り合わせることができるか」をお互いが考えること。「お互いが考える」がさらに重要。
もちろん生活をしていく中でお互いに考えが変わる可能性もありますが、「一生相手の考えが変わらない」という可能性も頭に入れた上でお互いが歩み寄る姿勢を持ちましょう。
どうしても譲れないラインが歩み寄りきれない場合もありますが、結婚後に発覚するよりはマシだと割り切ってしっかり話し合うことがおすすめです。
お互いが納得できる人生設計を立てる
価値観のすり合わせは、いわば仕事で言う「前提条件の共有」みたいなもの。
仕事でこれがズレていたら、納品物や最終目標も、お互いに意図しない形でずれます。仕事ですら気づいた時には遅いことが多々あるのですから、2人の人生はもっと手遅れになる可能性大。
2人の人生の「前提条件」の認識を揃えるところがスタート。そこから様々な人生設計を立てるようにしましょう。新婚生活やその後の結婚生活はワクワクしますが、「前提条件」が揃っていなかったら話になりません。
1 結婚式
☑︎結婚式、前撮り、ウェディングフォトはやるのか
☑︎やる場合、いつ?どこで?どれくらいの規模と予算で?
まず最初にやってくるのは結婚式
結婚式をやるのかやらないのか。やるとして、どれくらいの規模や予算でやるのか。準備の打ち合わせにはきちんと2人で行けるのか。などなど、いずれにせよ結婚後に最初に話し合うのは結婚式についてではないでしょうか。
一般的に結婚式を行う場合、「ゲストの人数×5〜7万円」の金額がかかると言われています。「ゼクシィ結婚トレンド調査2021 全国版」によると、結婚と披露宴の実施平均人数は42.8人、平均費用は292.3万円とのこと。 これを割ると、1人あたりは約6.8万円 という計算になります。 また同調査によると、ご祝儀の総額は平均168.8万円となっており、カップルの自己負担額は平均143.7万円でした。
私の周囲にはすでに結婚式を終えた友人が何人もいますが、後から聞いてみると、総額400〜600万円かけている友人ばかりでした。
もちろん両家からの支援があることもあると思いますが、まずはこの費用を自分たちで賄えるのか、この費用を出してまで結婚式をやるのかは話し合うポイントになりそう。
我が家の場合
我が家の場合は、お互い「結婚式はやりたくない」で一致していたので特に問題なし。(お互いが一致しても、この後結婚式をやってほしい親を説得させるという一仕事がありましたが。笑)
結婚式をやりたくない理由については、あえてここでは触れません。
2 子ども
☑︎子どもは欲しいか
☑︎欲しい場合、いつ頃?何人が理想?
☑︎その価値観は自分にとってどの程度重要か
☑︎ブライダルチェックを受けるか
☑︎治療をしてでも子どもを授かりたいと考えているか
☑︎その場合、いつまでに決めるのか。何年くらい治療したいか
ここがある程度合っていないと難しい
これは1番話しにくいけど1番話し合っておくべきことだと思います。そして、意見が異なった時にお互いに譲り合う妥協点を見つけるのも1番難しい気がします。
☑︎男性にも女性にも、ある程度子どもが授かりやすい年齢のピークがある
☑︎不妊の理由は男性・女性どちらも持ちうる(女性側の原因だと思っている殿方がまだ一定数いるのをたまに見受けます)
☑︎不妊治療には様々な種類があり、金銭的にも体力的にも精神的にも負担がかかる
☑︎不妊治療をしたから子どもを授かるとは分からない
自分の人生においてどれくらい大切なことなのかを自分の中でも整理した上で、話し合うことが大切だと思います。自分が「どちらでも良い」と思っていても、相手には実は確固たる価値観があるかもしれないので、しっかり話し合いましょう。
我が家の場合
実は、私は子どもが苦手。生みたいと思ったことが正直ありません。なかなか世の中では大っぴらに言いにくいことではありますが、結婚の話が出る前からそれとなく伝えてはいました。(昔付き合っていた人は大の子ども好きだったので、そんな話になったこと一度もありませんでしたが「この人とは結婚はできないな」と勝手にうっすら思っていました。笑)
もしも、結婚を前提に考えている方が、「将来は絶対に子どもが欲しい」という考えの人だったら、私の場合はお別れを選んだかもしれません。それくらい、簡単には妥協できないし、妥協させることもできないことだと思っています。
3 住居
☑︎結婚後の住居の場所や予算
☑︎将来はどこに住みたいか
☑︎自宅を購入したいと思っているか
お互いの勤務地や収入のバランスを取るべし
既に同棲していれば別ですが、これから新居を探すのであればこちらも話し合いたいポイントです。
新婚でいきなり住居を購入する方は少ないと思うので賃貸前提で書きますが、お互いの勤務地や実家からの距離、家賃の予算や間取り、物件への拘り条件なども共有しておきましょう。
どちらかだけが通勤で大変な思いをしたり、2人とも在宅勤務の時に部屋が無くなったりなど、不便や不具合が生じない配慮が大事。
我が家の場合
私たちは結婚前から同棲していたため、新居に関する話し合いはほとんど不要でした。自宅を購入することに対してもお互い消極的なので、しばらくは今の家に住むと思います。
4 お金
☑︎現在の年収・金融資産保有額
☑︎借入金の有無、有ならその金額と理由、返済予定など
☑︎結婚後の生活費支払い分担について
☑︎結婚後の家計管理について(財布をまとめるのか別にするのか)
金の切れ目は縁の切れ目?!貯蓄額などもできれば共有
皆さん、パートナーの方とお金の話はしますか?
もちろんお金が全てではないですが、仮に共働きであったとしても最低限、「年収」「貯蓄額」「借入金の有無(あるなら金額と理由)」くらいは共有するべきだと思います。
個人的には、年収がそこまで高くなくてもしっかり資産形成している方であれば生涯のパートナーとして信頼できますが、高年収でも今までろくに貯金していない人は正直遊びで終わりにしたい(笑) 稼いでいるかいないか、持っているかいないかだけでなく、相手の金銭感覚や性格が分かると思います。(もちろん逆も然り)
我が家の場合
▼『別投稿』含め、本内容はこちらのアカウントで公開中
我が家は交際期間が長かったこともあり、結婚が決まる前からお互いの収入・金融資産額・借入金の有無などかなり細かく話していました。
そして現在は、年収も資産額も支出も違うので、「自分のお金は自分で好きに管理する」夫婦別財布制をとっています。
お金のことで揉めることはほぼないと思うけど、もし揉めたとしても、「財布は別だし、自分のお金は好きにしましょう」で解決できるはず(笑)
5 仕事
☑︎結婚や今後のライフイベントによって働き方を変える可能性があるか
☑︎どちらかが転勤になった場合はどうするか
収入と快適な暮らしのバランスを検討
「寿退社」と言う言葉はもうほぼ死語かもしれないですが、それでもライフイベントによって仕事の働き方を変える可能性はあると思います。(結婚だけでなく、育児や介護、配偶者の転勤など)
これは何年かしないと分からないことも多いので明確に決める必要はないですが、専業主フになる可能性、正社員ではない働き方を選ぶ可能性など、様々な働き方を検討するのはアリだと思います。
我が家の場合
我が家はお互い現職を続けるのであれば、この先2人とも転勤なしなので、単身赴任などの話し合いは今の所不要。
夫婦の目標は、2馬力でなるべく早くお金を貯めて、早期退職すること!その後は夫婦2人で外国含め旅行しながらゆっくり過ごすこと!
6 家事分担
☑︎家事の担当や分担
☑︎平日と休日、それぞれどのように回していくのか
この分担で何十年もいけるか?
個人的に、6つの中では1番ライトな話題だと思いますが、相手のスタンスを見極めておくのは必要(笑) あまりにもやる気がない場合はきちんと分担を決めるのもアリだと思います。
我が家の場合
家事について擦り合わせたことはほとんどないですが、お互い働いているので協力してやろうというのは共通認識であったはず。
休みが合わない夫婦なので、家にいる方がやっておくというスタイルです。夫婦2人なら、大して家事も溜まらないので小さい文句をお互い言い合いつつもうまく回っていると思います(笑)
まとめと私見
夫婦とは言え他人だし、歩み寄りにも思いやりにも限度がある。
夢のない発言ですが、好きという感情だけで何でも乗り越えられるわけではない。そもそも、1人でも生きていけるだけの金銭的余裕と精神的余裕があれば、無理な我慢をしながら結婚生活を続ける必要はないと思っています。
お互いが自立して楽しく心地よく過ごしていくために、結婚前の現実的な話し合いは必須。ある程度擦り合わせて、お互いの譲れないポイントや価値観を共有するヒントになれば幸いです🍀