自分の目標や夢などを手帳に書くとそれが実現する。
そんなことを聞いたことはないでしょうか?
「紙に書くだけでそれが叶うなら苦労しないよ」と思う方が多いかもしれませんが、これはスピリチュアルな話ではありません。
実際に2年間、手帳で「ハビットトラッカー」を書き続けた私が、その効果とやり方についてご紹介したいと思います。
手帳を味方につければ、やりたいことやなりたい自分に今より確実に近づけます♡ぜひ、最後までお付き合いください。
ハビットトラッカーとは?
「ハビットトラッカー」とは、「habit=習慣」「tracker=追跡」の文字通り、日々の習慣化したいことを日毎に書き込むチェックリスト。
日々の生活の中で習慣にしたいことはありませんか?
本当はしないといけないことや、どうせ出来ないし…と思うようなことなど。
誰でも、「なかなか出来ていないけど習慣化したいこと」「習慣化した方が良いと思っていること」があると思います。
どんな小さなことでも、逆にハードルが高そうなことでも、ハビットトラッカーとその仕組みづくりで解決することができると私は実感しています。
人の行動の約70%が習慣
心理学の父と言われるウィリアム・ジェームズは、「人間は単なる習慣の塊にすぎない」という言葉を残していますが、確かに人間の毎日の行動はいつもやること(習慣)の繰り返し。何とその約70%が習慣によるものだと言われています。それは、今の自分は過去の習慣によって築かれたものであると同時に、未来の自分を作るのはこれからの自分の習慣だということ。そして、習慣をモノにしてしまえば、自分の人生も変えることができるということ。
習慣を味方に自分の人生をより良くしていくために使えるのが、このハビットトラッカーなのです。
▼人間と習慣の関係性についてもっと詳しく知りたい方はこちらを是非チェックください
いずれも、目標設定の仕方から無意識のうちに習慣化しそれを継続できるようになるまでの方法が紹介されています。
ハビットトラッカーの効果
日頃から手帳やノートに文字を書くことで感じる、書くことの効果はこちらの記事にも書いています。
10年以上の私の手帳歴と現在の手帳の使い方、そこから感じる「書くこと」の効果について書いています。
この記事では、ハビットトラッカーの効果に特化してお伝えします。
ハビットトラッカーをつけることの効果は大きく3つ。
- 目標を自分の潜在意識に刻む
- 日々の積み重ねで自己肯定感アップ、前向きになれる
- なりたい自分に近近付ける
目標を自分の潜在意識に刻む
手帳やノートに「書く」ことによって、その目標ややるべきことを自分の意識に落とし込むことができます。
毎日その文字を見て、その意識はどんどん強くなる。
1回だけ「こうしたい」「こうなりたい」と思うだけではなかなかその思いを同じ強さで持ち続けることは難しいですが、自分で書いた文字を何度も見ることで、思いや意識が強まり、自然とハビットトラッカーを埋められるような行動を選択できるようになります。
日々の積み重ねで自己肯定感アップ、前向きになれる
書いたことを1つずつ行動・実践して、チェックをつけていく。
1つつけるたびに、「今日もきちんとできた」という小さな達成感が湧き、それが自信と自己肯定感に繋がっていきます。
チェックをつければつけるほど、自分の状態や環境が良くなっていくのを実感できるはず。前向きな気持ちに繋がります。
また、チェックをつけられなかった時には、自分の状態や気持ちを見つめ直す良い機会にもなります。
なりたい自分に近付ける
ハビットトラッカーに書く項目は、自分の目標やなりたい姿を実現するためのもの。
チェックをつける=実践していくことで、その目標が近づくのは当然ですよね。
実際のハビットトラッカー
私は2020年3月頃、コロナウイルス感染拡大によって自分の時間が増えたことと、反比例するように体を動かす時間が減ったことから、「生活習慣を立て直したい」「せっかくできた時間を有効に使いたい」と思い始め、ハビットトラッカーをつけ始めました。
1ヶ月を見開き2ページで管理
ハビットトラッカーの威力に気づき、2021年からは専用のノートを購入し、ダイエットのための記録をスタート。
当時使っていたのは、手帳・ノート界隈では有名な「ロイヒトトゥルム」。
画像の通り、ドット柄(他にも横線や無地などあります)が入っており、文字を書くのはもちろん、表を書いたり線を引くのも簡単。ハードカバーも高級感があります。(実際、1冊3,000円するので、ノートにしてはお高め。)
ちなみに、この記録ダイエットによって、筋トレやカロリー調整を習慣化することができ、体重を減らすことができました。
1週間ごとに作成して管理
現在は、バーチカル手帳のウィークリー部分に自作のハビットトラッカーを書いて継続中。
フリースペースが方眼になっているので、簡単に作れます♩
これ、ウィークリーページに占める割合はこれくらい⬇︎
かなりシンプル&簡単に書けます。そこまで場所も取りません。
1枚目の、1ヶ月単位のハビットトラッカーには抵抗感を持った方でも、これくらいのサイズ感であれば出来そうな気がしませんか?
どんな手帳・ノートでも、簡単に作れて気軽に始められるのも魅力です。
ハビットトラッカーの始め方
ハビットトラッカーを始めるのに必要なのは、ノートとペンのみ。
初期投資ワンコインでスタートできるので、始めない理由はない!
方眼やドット柄ノートがおすすめ
ノートは無地や罫線のものではなく、方眼やドット柄がおすすめです。
ハビットトラッカーを作ることに時間や手間がかかっていたら本末転倒。
私のおすすめは日頃使っている手帳の中に書き込む方式です。
あると良いもの
- 定規・・きれいな表が書けます
- カラーペン・・チェックをつけていくと手帳がカラフルに♩
- シールやマスキングテープ・・デコレーションしたり、出来たらシールを貼る方式も楽しいかも
記録さえできればそれで良いという方は、本当にノートとペンさえあれば大丈夫。
作り方やチェックをする過程も楽しみたいという方は、上記の3点を揃えると良いかもしれません。それでも1,000円もかからず準備できるので、費用対効果が本当に良いなと思います。
習慣にしたいことを考える
ハビットトラッカーの横軸は曜日や日付なので、後は自分が習慣化したいことを縦軸に書いていくのみ。書き方のコツは2つ。
なるべく具体的に書く
資格勉強やダイエットに使われる機会が多いハビットトラッカーですが、「目標」と「習慣化したいこと」は全く別物。
例えばダイエットのために書くのであれば、「2キロ痩せる」ではなく、「2キロ痩せるために何をするのか」を考えることが必要。
- 腹筋20回以上やる
- スクワット20回以上やる
- 10,000歩以上歩く
- 間食をしない
- 毎朝体重を測る
- お風呂上がりに10分ストレッチをする
などなど。いざ項目を考えてみると、いくらでもやれることはあることに気がつきます。
ハードルを下げる
- 腹筋10回やる
- スクワット10回やる
- 8,000歩以上歩く
- 間食は200kcal以内
- 毎朝全身鏡で自分の体を見る
- お風呂上がりに3分ストレッチをする
などなど。いざ項目を考えてみると、いくらでもやれることはあることに気がつきます。
どんなに小さなことでも、まずは最初の1歩を踏み出して、その1歩を続けることが大切。
ハードルを下げると、必然的に所要時間も短くなることが多く、「これくらいならやるか」という気持ちになれます。スクワット10回、30秒もあればできますよ〜!
ハビットトラッカーはあくまで「ある行動を継続する習慣」を記録するものなので、自分が継続できるレベルにまでまずはハードルを下げてスタートしましょう。どんなに小さなことでも、1週間継続するだけで自分の気持ちが少しずつ変わり、それが行動を変えていきます。
最後に
なりたい自分に向けて踏み出す第一歩におすすめなのが、このハビットトラッカー。
いきなり1冊のノートや手帳を使って1ヶ月の管理をするのは難しいという方は、1週間だけ、大きめの付箋にでも書いてみませんか?
きっと、もっとやってみよう!と思えると思います。
私はハビットトラッカーを使って、無理のないダイエットを成功させたり、ストレッチ・読書・自炊・お弁当作りなど様々なことを習慣化しました。習慣化したことで、自分の生活や体調がとても良くなったと思います。
次回、私がどのようなことを習慣化したのか。そして、2年間試行錯誤する中で見つけた、継続のコツなどについて書きたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた。